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    • 2016.05.12 Thursday
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    大牟田からの便り1

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      福岡県大牟田市からボランティアとして参加してくれたAさんの文章です。
      支援活動に協力してくれた友人・知人に対し送った報告を、
      本人の許可のもと、ここに掲載させていただきます。
      ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

      復興支援ボランティアに参加して

      今回10月10日から10月24日の2週間、
      宮城県の南三陸町に、津波による塩害杉
      (事務局注:津波により潮を被った杉。遠からず枯れてしまい、倒木の危険もある)
      でベンチを作り、仮設住宅に設置し、
      コミュニティつくりの場として活用してもらうという、
      福岡県大牟田の「絆ベンチプロジェクト」の復興支援ボランティアに行って来ました。

      はじめは、
      「現地の人とうまく話ができるだろうか」
      「津波のこと・・・・聞いても大丈夫なのか」
      と不安ばかりでした。

      しかし、このプロジェクトの名前を出すとすぐ理解してくれ、
      前任の方々が「信頼関係」をしっかり作ってこられたのを実感しました。
      2週間というと長いようで、短く、あっという間でした。
      その中で、印象に残った言葉と感じたことを、3つ報告したいと思います。

      1つ目が「絆」です。
      やはり人は一人ではなく、みんなと関わりあいながら、
      お互いを信じ、助け合っていくことの大切さを知りました。


      2つ目に、「他人に殺されたりは別だが自分では死ぬな」という言葉です。
      この言葉は大工をしているSさんが、僕に言ってくれた言葉です。

      Sさんは、近くの学校の野球部の子たちに、数回野球を教えたことがあったそうです。
      津波の第1波が来た後、まだ建物の中に人がいるということで、
      近くのグランドにいたその野球部の子たちに、
      「正直に、怖かったら来なくてもいいから」と声をかけたそうです。

      するとそこにいた野球部全員がSさんのところに来たそうです。
      そして、「少しでも、息をしている人がいたら、どんなにしても助けるぞ」と指示を出し、
      10人くらいの命が助かったそうです。
      「中にはもう息をしていない人もいて、本当に地獄図だった。
      17、18歳で、あれは精神的にまずかったかなと後ですごく反省した」と、
      僕にわからないように涙をポロリと流しながら言われました。

      そして、2、3日後に新聞記者、テレビ関係者がSさんの指示に対して質問をしに来られ
      「何であんな指示を出したんですか」
      「また津波が来ていたらどうするつもりだったんですか」
      と言われたそうです。
      Sさんはただただ「すみません」と謝ることしか出来なかったそうです。

      しかし、その光景を見ていた野球部の保護者が
      「あなたたちはどこの人ですか?私はSさんを尊敬しています。
      そして助けに行った息子も尊敬しています」
      と記者たちに強く言い、追い払ったそうです。

      その言葉を聞いて涙が出た、とSさんは涙を流しながら語ってくれました。
      その話しを聞き僕も涙が止まりませんでした。
      内容が悲しいからというのもあるかもしれませんが、
      会って1時間も立ってない僕に涙を流しながら、話しをしてくださっていることが、
      とてもうれしかったです。

      そして、最後に
      「まだ23歳なら、いろいろ辛いこと、きついことがあるが、
      他人に殺されたりは別だが自分で死ぬな」
      と言い肩をぽんぽんとたたき仕事に戻っていかれました。

      僕は前から自分で死ぬなんてしない!と思っていました。
      しかし、Sさんからこの言葉を聞き、重みを感じました。
      たくさんの人が息をしていない、
      地獄図を見たSさんが言われた言葉や泣き顔を忘れることが出来ないと思います。
      自分に負けそうなとき、この言葉を思い出していきたいです。

      (つづく)


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        • 2016.05.12 Thursday
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        コメント
        いよいよ 明日は3・11 一周年
        私の人生観も大きく変わりましたが。
        現地に入られて一年、和典さんの活躍ぶり
        を知って 胸が熱くなりました。

        被災地で生活の全てを無くしてしまった人達に
        生きる希望と笑顔を取り戻すために
        力を尽くしていらっしゃる様子 
        感激しました。

        私達には何も出来ませんが、
        ここのご報告から被災地の様子を知ることで沢山の事学ばせてもらいます。
        そして 今自分にも出来ること やるべきことを考えたいと思います。
          茅ヶ崎より

        • 武田 里恵子
        • 2012/03/10 4:45 PM
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